解体

こんにちは。

ここの所、台風やら雨やらで工事も思うように進んでおりませんでしたが

ようやく目に見えた進捗があったので記事にしたいと思います。

正面のブロック塀と屋根瓦を撤去

床組みを撤去し露わになった大引き

床組みを撤去し現れた大引きは、足固めがない超シンプル構造。

通常、大引きには足固めで支持し縦に四角のフレームにする事で耐力を持たせますが

下のフレームがないので言わばホッチキスの針と同じ状態です。

横から何らかの力が掛かれば意図も簡単にペシャンコになっていたでしょう。

それが何故、今までの強風や強い地震にも耐えたかと言うと、床組みが下のフレームの

役割を果たしていたのではないかと設計士さんはおっしゃってました。

建築の一般的な考えとして床組みは構造計算には入れないらしいですが

これを見ると床がフレーム代わりとなっていた事が肯けます。

そんな事から今回のリノベーションでは大引きは新しい材に変え、

それと同時に足固めを行う事と決定しました。

しかし今回の設計でどうしてもその対応ができない部分があります。

上の写真は土間にしようと計画している部分ですが、土間にする事で下のフレームも

失われ、当然フレーム代わりとなる床も存在しません。

この部分はどこかしらで、そこを補う何かしらの策を考えないといけませんね。

ん〜建築は奥が深い。。。

2階の小屋組

2階天井を落とすと立派な小屋組が現れました。

これは是非とも見せたいと胸が高鳴りましたが、

よくよく考えると2階は子供部屋と寝室に仕切らないといけないので、

空いた天井を共有する事が不可能でした。

本当に残念です。。。

まだまだ先ですが将来子供が独立したら、

1フロアに改築し立派な小屋組を眺めながら

老後の生活をするのも悪くないななんて考えます。

その夢が叶うまで夫婦共々、元気でいる事と

この家がその日まで良い状態で残っている様に、

今想定できる最善の事をやっておこうと思います。

いつか来るであろうその日を想定してね。


築100年の町家で暮らす

松江に築100年の町家を購入しリノベーションを計画中。 我が家が完成するまでの記録とこれから始まる古民家での暮らしの日記。

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